人と関わる上で、僕が大切にしていることがあります。
それは、「相手に余白を残す」ということです。
例えば、自分の要望や考えを伝える時。
ただ自分の要求だけを押し付けるのではなく、相手がその言葉をどう受け取るか、どう考えるか、その選択の余白を残すように意識しています。
なぜなら、その余白の部分にこそ、「相手自身の意思」が生まれると思っているからです。
人には、それぞれ気持ちがあります。
こちらの気持ちだけではなく、相手の気持ちも存在しています。
だからこそ、相手の気持ちを無視したような発言や、言葉で追い詰めるような関わり方は、できるだけしたくないと思っています。
もちろん、自分の考えや要望を伝えることは大切です。
ただ、その後に「どうするか」を相手に委ねる。
受けるか、受けないか。
選ぶか、選ばないか。
その判断を、相手自身にしてもらう。
僕は、その“余白”をとても大事にしています。
言葉で相手を無理やり動かすことはできます。
でも、それでは「押し付けられた」「強要された」という感覚が残ってしまうことがあります。
一方で、相手が自分で考え、自分で選択して動いたことには、「自分で決めた」という感覚が残ります。
僕は、その違いはとても大きいと思っています。
そしてこれは、責任の切り分けにも関わっていると感じています。
こちらが強引に押し付けたり、強制した場合、その責任はどうしてもこちら側にも強く生まれます。
でも、相手が自ら考え、自ら選択したことであれば、それは相手自身の意思であり、相手自身の責任にもなります。
だからこそ、人と人との関係というのは、本来、お互いがそれぞれの責任の範囲の中で言葉を交わしていくものなのではないかと思っています。
相手を支配するのではなく、相手の意思を尊重する。
言葉で追い込むのではなく、考える余白を残す。
僕は、そんな関わり方を大切にしていきたいと思っています。