最近、気分や感情について、少し考え方が変わってきました。
人はよく、
「自分の機嫌は自分で取ろう。」
「感情をコントロールしよう。」
そんなふうに言います。
確かに、それは大切なことなのだと思います。
怒りに飲み込まれないようにしたり、冷静に考えたり、自分なりに整えようとすることは必要です。
でも、その一方で、僕は最近、こんなことを思うようになりました。
そもそも、気分や感情というものは、本当に“意識”でコントロールできるものなのだろうか、と。
例えば、理由もなく気分が重い日があります。
妙にイライラする日もある。
逆に、なぜか心が軽い日もある。
でも、それらは必ずしも、自分の意思で作り出しているわけではありません。
そこには、自律神経やホルモン、疲労、睡眠、気温、体調など、いろんな身体側の要素も関係しているのだと思います。
つまり、人の感情というものは、“意識だけ”で作られているわけではない。
もっと深いところで、静かに流れている“情動”のようなものがある気がするのです。
そして、その静かな情動は、自分の意思や意識では、完全にはコントロールできません。
人によって、感じ方も違う。
ストレスへの反応も違う。
ホルモンの出方も違う。
だからこそ、人それぞれ、見えている世界も少しずつ違うのかもしれません。
最近は、感情を“無理に制御する”というより、
「今日は、こういう波なんだな。」
と、少し自然に受け止める感覚の方が、大切なのではないかと思うようになりました。
人は、完全にコントロールされた存在ではありません。
揺れながら、流れながら、生きている。
その揺らぎを感じること自体が、“生きている”ということなのかもしれない。
最近は、そんなふうに感じています。