人を認めるということは、まず、その人の価値観を大切にすることなのだと思います。
人にはそれぞれ、育ってきた環境があります。
大切にしているものがあります。
だからこそ、価値観が違うのは当たり前なのだと思います。
そして、その違いを否定しないことも、とても大切なのかもしれません。
もちろん、自分の考えを伝えること自体は悪いことではありません。
「自分はこう思う。」
「こういう考え方もあると思う。」
そうやって伝えることはできます。
でも、必要以上に相手を自分の価値観へ染めようとしなくても良いのだと思います。
相手が求めた時に、そっと伝える。
そのくらいの距離感の方が、お互い自然でいられる気がします。
僕自身、これまで、自分が良いと思った価値観や考え方を、たくさん言葉にしてきました。
こういう考え方もある。
こういう見え方もある。
そんなふうに、自分なりの価値観を発信してきたのです。
でも、いろんな人と関わる中で、
「あの人には、あの人の価値観がある。」
「あの人には、あの人が大切にしているものがある。」
そう感じるようになりました。
だから最近は、“価値観は押し付けるものではなく、置いておくもの”なのかもしれないと思っています。
自分の価値観を、静かにネットへ置いておく。
それを見た人が、
「この考え方、少し好きだな。」
と思えば、参考にしてもらえたら良い。
でも、別に誰かを自分の価値観へ染める必要はない。
他人の価値観は、所詮“他人の価値観”でもあります。
だからこそ、必要以上に飲み込まれず、
「この人は、こういう考え方なんだな。」
くらいの距離感で見ている方が、心は楽なのかもしれません。
もちろん、参考になる部分は吸収すれば良い。
学べるところは学べば良い。
でも、自分まで全部染まる必要はない。
人と関わる中で、適度な心の距離や境界線を持つこと。
それもまた、自分らしく生きるために大切なことなのだと思います。