今日、取引先へ引き取りに伺った時に、ふと感じたことがありました。

いつものようにフロントの方が対応してくださり、短いやり取りをしただけなのですが、その中で、

“相手のテンポを乱さないこと”

は、とても大切なのかもしれないと思ったのです。

例えば、

「こんにちは。引き取りに来ました。こちらですね。お預かりいたします。」

と、一気にこちらだけで話を進めることもできます。

もちろん、それでも要件は済みますし、仕事としては成立するのかもしれません。

でも、どこか相手が入る余白がなく、こちらのペースだけで進めてしまっている感じがあります。

一方で、

「こんにちは。」

「こんにちは。」

「今日は引き取りに来ました。」

「こちらになります。」

「ありがとうございます。」

そんなふうに、一言一言、相手とやり取りを重ねながら進めていく。

そして最後に、

「よろしいですか。」

と声を掛けると、

「担当者様とお会いされますか。何かご用件ございますか。」

と、相手も自然に確認をしてくださる。

「いえ、特に大丈夫です。」

「かしこまりました。ありがとうございました。」

そんなやり取りをしていると、ただの業務連絡だけではなく、人と人との落ち着いた会話のような空気が生まれます。

僕は、こういう一言一言の交わし合いって、とても大切だと思っています。

自分の要件だけを押し付けず、相手の立場やテンポを尊重する。

そうすると、相手も自然と心を開いてくださいますし、ビジネスの場でも、どこか安心感のある良い距離感が生まれる気がします。

もしかすると、人間関係というのは、ただ効率良く進めることだけではなく、

“人と人とのやり取りそのものを、落ち着いて丁寧に交わすこと。”

そこに、大切な意味があるのかもしれません。