最近、SNSとの距離感について、よく考えることがあります。
今は誰でも簡単に情報発信ができる時代です。
自分の考えを書いたり、写真を載せたり、日常を共有したり。
それ自体は、決して悪いことではないと思います。
でも、時々こう思うのです。
本来、人と人との印象というものは、直接会って、一緒に時間を過ごす中で生まれていくものだったのではないか、と。
同じ場所にいて、同じ時間を共有して、笑ったり、話したり、遊んだりする。
その積み重ねの中で、
「この人って、こういう人なんだな。」
という印象や思い出が、少しずつ出来上がっていく。
僕は、その関係性がとても美しいものだと思っています。
一方で、SNSの情報発信というのは、ある意味では一方通行でもあります。
自分の考えや価値観、写真や日常を、こちら側から一気に相手へ届けることができる。
でも、それは受け取る側が、本当に知りたい情報とは限りません。
もしかすると、その人にとっては必要のない情報かもしれないし、時にはノイズになってしまうこともあると思うのです。
そして、ネット上で発信された言葉や思想は、とても強く印象に残ります。
本来なら、直接会って感じるはずだった「その人らしさ」が、文章や投稿だけで先に固定されてしまうこともある。
でも、それは“ネット上で作られた印象”であって、実際に同じ空間を共有した時の印象とは、少し違う気がしています。
だから僕は、あまり一方的に自分を見せすぎたくないのかもしれません。
「こんな自分を知ってほしい。」
というよりも、
「実際に会った時に感じてもらえれば、それでいい。」
そんな感覚に近い気がしています。
僕のことを、たくさんの人に知ってもらいたいわけではありません。
直接会った人が、その時間の中で感じた印象。
その場で生まれた空気感。
それを大切にしたい。
人との関わりというのは、本来そういうものだったのではないか。
最近、そんなことをよく思います。