何かに夢中になっているとき、人はつい「もう少し進めたい」と思ってしまうものだと思います。
ここまでやったら、次はここまで。
あと少し整えたい。
もう少し完成に近づけたい。
そんなふうに、気がつけば1時間、2時間と時間が過ぎていることがあります。
もちろん、一気に進めることには気持ちよさがあります。
短時間で大きく変化すると、「今日はかなり進んだ」という満足感もあります。
けれど最近、ふと思うことがあります。
本当に、そんなに急いで完成させる必要があるのだろうか、と。
たしかに、一気に進めれば、その瞬間の達成感は大きいかもしれません。
でも、だからといって、少しずつ進むことに価値がないわけではありません。
たとえば、一日に10分だけ進める。
それを何日も続けていく。
一回で大きく変わるわけではないけれど、日々少しずつ前へ進んでいく。
その進み方にも、ちゃんと意味があるように感じています。
むしろ、その方が生活に馴染みやすく、無理なく続けられることもあります。
人はどうしても、「早く完成させたい」「早く結果を出したい」と思ってしまうものです。
それは自然な感情だと思います。
けれど、急がなくてもいいものまで急いでしまうと、気づかないうちに他の大切な時間とのバランスが崩れてしまうこともあります。
だから最近は、「少しでも進めば、それで十分」と思うようになりました。
一気に進んでも、少しずつ進んでも、進んでいることには変わりありません。
大切なのは、どれだけ速く進んだかではなく、自分に合った心地よいペースで、無理なく続いていくことなのかもしれません。